【経験談を参考に】退職から大学院進学までのフロー

少し更新が滞っておりました、、

このところ学会発表準備や学振申請書諸々に明け暮れてました。

さて、今回は退職して博士後期課程に進学するまでのフローについて書こうと思います。

内容としては他大学の博士前期・後期課程に進学しようと考えている学生にも参考になるのでぜひ読んでいってください!

大まかな流れはこんな感じです。

  1. 大学院で学びたい研究テーマと研究室探し
  2. 研究室の教授にアポ取り
  3. 研究室訪問、マッチング
  4. 院試受験
  5. 合格発表後、退職交渉
  6. 大学院入学

順を追ってポイントを解説していきます。

1.大学院で学びたい研究テーマと研究室探し

まず最初に手をつけないといけないのが当たり前ですが学びたいテーマを決めることですね。

ただし、漠然と博士号を取得したいとか最終学歴を更新したいという人は間違いなく失敗します。

前期課程だと卒業できますが、就職後学歴だけが一人歩きして企業から失望されます。(そのような人は実はたくさんいます。)後期課程だと論文が書けずに卒業できないので進学はやめておきましょう。

学びたい研究テーマは何でもいいです。自分が興味がある研究でも良し、世の中のトレンドに合わせた研究でも良しです。何より研究をする上で自分のモチベーションを保てるテーマということが重要です。

研究テーマが決まったら次は研究室探しです。一番楽なのは修士の頃から繋がりのある研究室です。

顔見知りなので比較的フランクに連絡取れますよね。それ以外の場合は研究に関連したキーワードでまずググりましょう。

一例をあげると、「機械学習、画像処理、研究室」こんな感じです。最近は多くの研究室がHPを作っているので自分のやりたいこととマッチする研究室がいくつか出てきます。

あとは研究室HPで研究内容がやりたいことと一致しているかや研究室の教授が投稿した最近の論文を調べて学びたい事を学べるか調査しましょう。

調査後は進学したい研究室の候補を3つほど絞り、昨年度の大学院募集要項を確認しましょう。

受験科目やその大学の博士課程採用人数を把握しておき、TOEICといった事前に準備できるものは早めに準備しておきましょう。

2.研究室の教授にアポ取り

ここがなかなか勇気が必要なポイントですね。

どんな先生かもわからない人に突然連絡するわけですからものすごく緊張します。

けど安心してください。皆さんが思っている以上に先生方はウェルカムです(だと思います)。

教授目線だと自分達がやっている研究に興味を持って連絡してくれたわけですから、拒否する理由がありません。

よっぽど多忙な人や外部生を嫌う人でない限り、受け入れてもらえます。勇気を出して連絡してみましょう。

3.研究室訪問、マッチング

大学院進学においてこのフローが一番重要です。

アポ取りができれば次は実際に研究室を訪問し、研究内容の詳細のヒアリングや実験室、研究室の雰囲気を見学させてもらいましょう。

ここで、ただ話を聞きに行く・研究室を見学するだけではなく、自己紹介ややりたいことを説明する資料を準備しておきます。

一方的に研究室に入りたいと言うだけでなく、教授からこの人なら面倒が見れそうだと了承していただく必要があります。

研究室の方針と自分のやりたいことやレベルに見合った研究室かどうかよく話し合いましょう。

たまにHPの記載内容が古く、興味のあったテーマは既に終了してしまっている場合があります。また、院試の過去問等はこのタイミングで研究室の学生や先生の助力を得て入手しておくことをおすすめします。

4.院試受験

これは受験科目をよく確認し、過去問から傾向を把握して勉強して挑むしかないです。

その大学が使っている教科書が何か等の情報を事前に入手しておくと傾向と対策を立てやすいと思います。

社会人の場合、勤務しながら勉強する必要があるので時間の確保が大変ですが、頑張ってください。

5,6.合格発表後、退職交渉、大学院進学

無事院試に合格した場合、後は退職交渉です。

退職理由は様々ありますが、今回の例は理由も明確で進路も決まっているので比較的スムーズに退職できると思います。

実は博士後期課程進学が羨ましいという人が企業の技術者の中にはたくさんいますから。

あとは企業と退職の時期を決めて進学準備を進めるだけです。仮に入学のタイミングに退職が間に合わなくても入学はできるので大丈夫です。

研究室参加が少し遅れるだけです。ただ、その場合はお世話になる研究室の先生に前もって連絡しておきましょう。

これで晴れて大学院進学です!

以上が退職〜大学院進学までのフローになります。

少しでも大学院進学に興味がある人の参考になれば幸いです。

他大学の大学院に進学を検討している学生も4.院試までのフローは同じなので参考になるかと思います。ただ、在籍中の研究室の先生ともよく相談することを忘れずに。

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