【院試対策】院試面接ってどんな内容?
先日就活の面接対策に関する記事を書きましたが、その際に院試の面接ってどんなの?という質問を受けたので
今回はそれについて触れようと思います。
・定番の質問内容
一番最初に聞かれる内容が現在の研究内容です。
研究内容の説明は大きく2つの場合があります。
1つ目は発表スライドを用意し、がっつり卒論のように発表する場合です。
2つ目は、他大学を受験する場合、出願時に研究要旨を添付すると思いますが、それをもとに1〜2分程度で説明する場合があります。
研究の説明後、研究に関する質問が2~3件程度聞かれ、研究理解度やプレゼン力を評価されます。
その際、自分の研究分野について面接官の教授陣が詳しくない場合もあるので、専門性に特化しすぎないことが重要です。
次に聞かれる内容は志望動機です。
なぜ大学院に進学したいか、なぜ他大学院に進学したいのかを聞かれます。
特に他大学に進学する場合、志望研究室があると思いますがなぜその研究室に行きたいかを聞かれます。
志望研究室の研究内容を踏まえて、そこでなくてはならない理由を明確に説明し、面接官を納得させる必要があります。
ここで研究室が魅力的なのではなく学歴が欲しいからという場合、合格しても教授陣からの印象は悪くなるので注意しましょう。
(そもそもそのような人は大学院に進学しない方がいいですが、、)
以上の2つはマストで聞かれる内容です。
これらを押さえておけば基本的には大丈夫でしょう。
最後に聞かれる場合がある質問を簡単に記載します。
以下の質問はおそらく合否に関係はありませんが、教授陣が把握したい内容です。
これらは実際に私が質問された内容と知り合いから聞いた内容です。
・博士後期課程まで進学する気があるか
・筆記試験の出来、感想
・合格しても本命の研究室の定員オーバーだった場合の進退はどうするか
・英語のレベルについて
・博士前期課程と博士後期課程の面接の違い
結論から言うと、質問項目に大きな差はありません。
しかし、内容の濃さが違います。特に研究内容です。
博士後期課程の面接では、研究内容に対する質問内容はより専門的で、
オリジナリティや研究主体性があるか、研究の進め方を理解しているかを見られます。
また、大学によっては研究発表を英語で実施する場合もあるようです。
博士後期課程では英語能力が必須なのでそのレベルを評価するためですね。
・逆質問ってあるの?
逆質問がある場合とない場合がありますが、合否に関わることはほぼないと考えていいでしょう。
既に研究室訪問して聞きたいことは聞けているはずなので、そこまで意識する必要はありません。